イカすマイカー:
燃費、すごく損!
下駄でないなら、乗るのは至難!
狭い!「すいません、梨は載る?」「載らないな。」
出た! 減速後スピン!
ねー、買いますかい?
[いかすまいかー ねんぴすごくそん げたでないなら のるのはしなん
せまい すいませんなしはのる のらないな でた げんそくごすぴん
ねー かいますかい]
(旧版:(179) 2009/3/14)
回文が作られる際は、常に回文体の圧力が発生していて、それに流されたり抗したりしながら回文は作られております。でも、[014]で書いたように、圧力に単に流されるとも抗するとも違う第三のケースがあって、それは「圧力に流されながらも、回文体であることを読み手にあまり意識させない工夫をする」あるいは「回文体であることに必然性があるように工夫をする」というものです。
この第三のケース、テーブルの下で足を踏まれているのに涼しい顔でいるというか、上から言われたことに従っているだけなのにあたかも「自分の考えで行動してます」みたいに振る舞うというか、いや、どっちもぜんぜん適当な比喩になっていないのですけど、ともあれ、そういう第三のケースがあることを意識しておくことは重要だと思っています。
たとえば上記の回文は、いちおうその第三のケースに入れられないこともないと思います。回文体の雰囲気がまだ色濃いので、適切な例ではない気もしてますが、まあちょっと大目に見てください。
文が細切れになるのが回文体の特徴だということは何度か書いたとおりです。上記の回文は、実際かなりの細切れなのですが、「箇条書き」という形式をとることによって、その細切れ感から来る不自然さが多少緩和されている、ような気がしないこともない。(と思います。うーんどうだろう……。) これが「第三のケース」と言った意味です。
第三のケースで用いることができる形式としては、箇条書きよりもずっと重要なものが2つあるので、これからそれぞれについて1回ずつ記事を書こうと思っています。でも、次回はアカギレ先生の回文体講座ですの。
自作で恐縮ですけどコレ(↓)を思い出してしまいました。
返信削除http://palindrome.s601.xrea.com/mtss/mtss.cgi?mode=view&log=200&no=4
まあ私の方が後出しなのでほんのり影響を受けているのかも。
これは非常に同意納得する視点で、自分もたまにやりたくなりますね。
そのへんのごまかしはなんだか連鎖してしまうのでどんどん長くなってしまうという現象が発生します。両端の処理が難しいんですかね?
……という思い付きの薄っぺらい考察よりもアカギレ先生の講座を楽しみに待ちます。
その回文は初めて見ました(覆面回文、面白いのがけっこうあるんですが、いかんせん一覧性が悪くて、ページをいちいち開くのが億劫になってしまう……)。たしかに第三のケースですね。よくこれだけ縁語並べましたね……オチもオチらしく決まっててすごい。
削除長文になるのは、このやり方だと自然な感じで長くしやすくて、つい長くしたくなってしまう、というのがありますかね。あと、自然な感じにするための辻褄合わせで長くなってしまうことが私はよくありますです。
一覧性が悪いので全部見られるようにしたのがこちらにありますよ。
削除http://palindrome.s601.xrea.com/mtss/summary3.cgi
若干重いと思いますが(汗
(罅ワレさんが覆面に参加したらみんな大歓喜かもと私は常々思ってますけど心の中にしまっておきます)
そんなまとめがあったとは。どうもありがとうございます。
削除(心の声が聞こえたので、こちらもテレパシーでお伝えしますと、
そうですねえ、前から気になってはいて、参加したい気もあるんですが、ゲームの趣旨がいまいち分かってないというか、なんというか。でも気にせず参加してしまってもいいかなあ。どうしよう。その前にtwitter始めるか考えた方がいい気もしてますけど。)
実は今第13回の参加者募集中です。
削除http://palindrome.s601.xrea.com/mtss/mtss.cgi
代理投稿もできますのでよろしければ。
お知らせありがとうございます。せっかくなので参加したい気持ちもありつつ、週末忙しかったり投稿期間中ずっと関西出張中だったりして、ちょっと厳しいかなあという感じです。(あとやっぱり、この企画を楽しむには、twitterやってたほうがいいだろうなあという気が大いにしている……) そういうわけで私は、igatoxinさん含め、知ってる人の回文をひとりで推理して勝手に遊ばせていただこうかと思います。お誘いいただいたのにどうもすみません。
削除どうぞ満喫なさってくださいー。
冒頭の回文が面白過ぎて何度見ても笑ってしまいますが、
返信削除それはともかく第三のケース、なるほどなぁと思いました。抜け道(?)は大好物です。
ぶつ切りの文章を「」でくくって会話っぽくごまかそうとした回文なら、以前作ったことがあるような気がします。
冒頭の回文について、ありがとうございます。良くも悪くも自分らしい感じだなあと思ってます。
削除会話のごまかし、大事なテクニックですね。重要な形式2つ、と本文で書いたうちの1つが会話で、4回後くらいに何か書くつもりです。ラジオだと会話は若干分かりにくいですけど、ときどき、つい投稿してしまってます。
ところで、「第三のケース」にもっといい名前をつけたいんですが、思いつきません。募集中ですー